セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 241:上腸間膜動脈閉塞症の2例 |
演者 | 神谷 雄介(戸畑共立病院 医局) |
共同演者 | 久保 保彦(戸畑共立病院 医局), 松垣 諭(戸畑共立病院 医局), 剣持 邦彦(戸畑共立病院 医局) |
抄録 | 上腸間膜動脈(SMA)閉塞症に対しマルチスライスCTにて比較的早期の診断を得た2例を経験した。2例ともに下痢・間歇的な腹痛を主訴とし、原因検索の造影CTにてSMAの分岐枝に陰影欠損を認めSMA閉塞症と診断し、大量ウロキナーゼによる経動脈的血栓溶解療法を試みた。1例は血栓溶解し血行再開得られたが、もう一例は血行の再開得られず開腹手術となり、小腸遠位部に壊死を認め小腸亜全摘となった。SMA閉塞症は発症からの時間・腸管の壊死の有無によって治療法の選択や予後が異なるため、早期診断と適切な状態評価が求められる。 |
索引用語 | 上腸間膜動脈閉塞症, マルチスライスCT |