| セッション情報 |
一般演題
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| タイトル |
124：内視鏡的粘膜剥離術（ESD）で治癒切除できたと考えられた胃原発性悪性リンパ腫の1例
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| 演者 |
萬年 孝太郎（佐賀県立病院好生館 消化器内科DELIMITER佐賀県立病院好生館 放射線科） |
| 共同演者 |
有馬 誠一郎（佐賀県立病院好生館 消化器内科）, 角田 千夏（佐賀県立病院好生館 消化器内科）, 坂田 資尚（佐賀県立病院好生館 消化器内科）, 緒方 伸一（佐賀県立病院好生館 消化器内科）, 山崎 文朗（佐賀県立病院好生館 病理検査科）, 梶原 哲郎（佐賀県立病院好生館 放射線科）, 藤本 一眞（佐賀大学医学部付属病院 消化器内科） |
| 抄録 |
症例は91歳、女性。主訴：症状なし。現病歴：白内障・骨粗鬆症・陳旧性脳梗塞で近医フォロー中の患者。2006年8月4日、スクリーニングのGISで前庭部に２c様病変（生検でgroup１）認め、当院紹介受診。10月4日当院でもGIS施行し、同部位からgroup ２（好中球や成熟リンパ球などの多種多様の炎症細胞の浸潤のみ）。CT・MDLでは迷入膵・カルチノイドetc…が鑑別に挙げられたが、難治性潰瘍が最も疑われ、プロトンポンプインヒビター（PPI）の1ヶ月内服経過観察となるも軽快なし。EUSではsm層に主座を置く病変と考えられESD可能と判断し11月30日、診断的加療としてESD目的入院となる。入院時、vital sign・身体所見・血液検査でも特記事項なし。上部消化管内視鏡所見ではPPI投与後も縮小傾向認めず、前庭部大弯側前壁よりに30X27径mmの隆起病変に対しhook kinifeを用いて径36X36mmの一括切除を施行した。病理診断はFollicular lymphoma（FL）, follicular & diffuse, Grade2。 術後、Ga シンチ・骨髄穿刺施行したが、他部位病変は否定的で胃原発性悪性リンパ腫と診断したが病理標本でも病変境界は比較的明瞭であり、治癒切除可能と考えられた。当日は若干の文献的考察を加え報告する。 |
| 索引用語 |
ESD, リンパ腫 |
