セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
188:嚢胞内出血をきたし手術を施行したSolid-pseudopapillary tumorの一例
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演者 |
福島 浩平(宮崎社会保険病院 外科) |
共同演者 |
秦 洋一(宮崎社会保険病院 外科), 貴島 文雄(宮崎社会保険病院 外科), 白尾 一定(宮崎社会保険病院 外科), 愛甲 孝(鹿児島大学 腫瘍制御学・消化器外科学講座) |
抄録 |
【症例】22歳 女性【既往歴】中学生の頃から腹部腫瘤あり【主訴】上腹部痛【現病歴】中学生の頃から腹部腫瘤自覚していた。次第に増大し、圧迫感を伴うようになってきたため、H19.10.10近医受診。左季肋部から心窩部にかけてソフトボール大のhard massを触知。腹部エコーにて左季肋部から心窩部球状11cmの大きさで辺縁比較的clearで、内部に隔壁構造を呈するcysticな一部充実性の部分を含んだ腫瘤を認めた。11.9当院紹介受診しCT施行:肝外側区域、胃体部、膵体部に囲まれる領域に約7.5×11×9cm大の境界明瞭な嚢胞性腫瘤を認めた。造影後は背側から下部にほぼ均一に粗造影される充実性の部分を認めた。腫瘤は膵体部と広く接しており膵由来の腫瘍が疑われ、年齢,性別等も考慮し手術を勧めたが、本人と家族の希望で外来followとなっていた。H19.1.31午前3時より激しい心窩部痛と背部痛あり、当院受診。CTにて腹部腫瘤は前後径が増大し、腫瘤下部背側には不整形の淡い高吸収を呈する領域が増大し、腫瘍内出血を伴う変化と考えられた。嚢胞内出血をきたし手術を施行した膵のSolid-pseudopapillary tumorの1例を経験したので報告する。 |
索引用語 |
Solid-pseudopapillary tumor, 嚢胞内出血 |