セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 177:魚骨にて食道を貫通し穿孔を来たすも内視鏡的に摘出し保存的に加療しえた一例 |
演者 | 吉貝 浩史(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科) |
共同演者 | 酒井 輝文(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 井手 耕一(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 住江 博明(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 成田 高三郎(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 辛島 卓(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 前山 泰彦(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 岡村 修祐(雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科), 佐田 通夫(久留米大学病院 消化器内科), 萩尾 良文(聖マリア病院 耳鼻咽喉科), 小野 剛治(聖マリア病院 耳鼻咽喉科) |
抄録 | 【症例】58歳、女性。 【主訴】咽頭部痛 【既往歴】特記事項なし【現病歴】 2006年11月25日夕食にカワハギのてんぷらを摂取し、その後咽頭痛あるも放置していた。症状が持続するため、11月27日近医受診し内服処方を受け帰宅するも症状が持続するため11月28日当院受診、頸部胸部CTで頸部食道に約4cmの異物を認め食道を貫通し穿孔を認めた。内視鏡で観察し貫通を確認した。一旦口側の貫通部を肛門側に押して食道に引きだし口側を把持し鰐口鉗子にて摘出した。摘出後すぐに咽頭部痛の改善を認めた。食道に二箇所穿孔部を認めるも送気にて胸部症状は認めず内視鏡検査および治療を終了した。魚骨のサイズは36×4mmであった。その後絶飲食とし輸液、抗生剤を使用し保存的に改善し軽快退院となった。【まとめ】今回我々は魚骨による食道穿孔を来たすも内視鏡的摘出術と抗生剤による保存的治療で改善した症例を経験した。尚、術前に十分な説明を行い内視鏡的摘出術を選択した。この症例報告に若干の文献的考察を加えて報告する。 |
索引用語 | 魚骨, 異物摘出術 |