セッション情報 |
一般演題
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タイトル |
161:内視鏡的治療を行った十二指腸Brunner腺由来ポリープの2例
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演者 |
久保田 陽子(大分県立病院 消化器腎臓内科) |
共同演者 |
和泉 泰衛(大分県立病院 消化器腎臓内科), 西村 大介(大分県立病院 消化器腎臓内科), 柴冨 和貴(大分県立病院 消化器腎臓内科), 加藤 有史(大分県立病院 消化器腎臓内科) |
抄録 |
症例1は69才男性。平成14年検診で十二指腸球部に有茎性ポリープを指摘された。平成18年12月増大傾向を認めたため当科を紹介されポリープ切除目的で入院となった。内視鏡では十二指腸球部前壁に15mmの有茎性ポリープがみられEAM用のオーバーチューブと透明フードを用い切除を行った。組織像は粘膜下層にBrunner腺の過形成であった。症例2は72才女性。平成14年頃近医で十二指腸球部に粘膜下腫瘍を指摘されていた。平成19年1月の内視鏡で同腫瘍の増大が見られたため当科紹介入院となった。内視鏡では十二指腸球部に15mmの有茎性ポリープが見られEAM用のオーバーチューブと透明フードを使用してポリープ切除を行った。術後合併症はなく組織像はBrunner腺腫であった。十二指腸球部にBrunner腺由来の大きなポリープが見られ安全に切除し得た2例を経験した。Brunner腺由来のポリープはしばしば見られるが本例のように徐々に増大するものがあり文献的考察を含め報告する。 |
索引用語 |
Brunner腺, 内視鏡的治療 |