セッション情報 一般演題

タイトル 214:

Capillary hemangiomaの1例

演者 柴田 大介(豊見城中央病院)
共同演者 金城 光世(豊見城中央病院), 仲吉 朝史(豊見城中央病院DELIMITER琉球大学附属病院第1内科), 真喜志  和子(豊見城中央病院DELIMITER琉球大学附属病院第1内科), 丸岡 隆二(豊見城中央病院), 新垣  伸吾(豊見城中央病院DELIMITER琉球大学附属病院第1内科), 宮平 守博(豊見城中央病院), 佐久本 健(豊見城中央病院), 金城 福則(琉球大学附属病院光学医療診療部), 藤田 次郎(琉球大学附属病院第1内科)
抄録 症例は66歳女性。平成18年より当院で非B非C肝硬変、肝細胞癌の加療中を行っていた。造影CTにてS3.7.8に腫瘍が認められ、6月20日S3径2cmの腫瘍に対し吸引生検を行いwell differentiated hepatocellular carcinomaと診断した。同腫瘍に対しては6月23日RFAを施行した。その他S8肝表面より突出する腫瘤は吸引生検ではhepatocellular carcinomaは認められなかった。しかしS7.8の腫瘍はDynamic Study早期に濃染、遅延相でwashoutを認めるが周囲肝実質に比較して軽度濃染しており肝細胞癌の可能性を否定できない所見であったため同腫瘍に対し7月21日TAEを施行した。その後TAE治療効果不十分でさらに増大傾向が認められたためPEITを試みるも効果が不十分であり内科的治療は困難と考え平成19年1月11日局所切除術を行った。術後病理にてCapillary hemangiomaと診断された。肝血管腫は通常Cavernous hemangiomaでありCapillary hemangiomaは稀である。今回画像上診断しえず肝細胞癌との鑑別を要し術後病理にて診断し得たCapillary hemangiomaの1例を経験したので報告する。
索引用語 Capillary hemangioma, 肝細胞癌