| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 163:陥凹型十二指腸癌の一例 |
| 演者 | 安元 真希子(筑後市立病院消化器科) |
| 共同演者 | 白地 美紀(筑後市立病院消化器科), 春田 剛(筑後市立病院消化器科), 坂本 雅晴(筑後市立病院消化器科), 小野 典之(筑後市立病院消化器科), 森松 稔(筑後市立病院病理), 鶴田 修(久留米大学内科学講座消化器部門), 佐田 通夫(久留米大学内科学講座消化器部門) |
| 抄録 | 我々は陥凹型の肉眼形態を呈した十二指腸癌の一例を経験したので報告する。 症例は59歳、男性。平成8年から糖尿病の指摘を受けていたが放置していた。平成18年7月に感冒様症状にて近医受診した際に血糖コントロール不良との指摘を受け、当院内分泌代謝内科に紹介受診後、糖尿病教育目的で入院となった。全身精査目的で、上部消化管内視鏡検査を施行したところ、十二指腸乳頭部近傍に約15mmの陥凹性病変を認めた。生検にて中分化型腺癌であり、画像上明らかなリンパ節転移や遠隔転移は認めなかったが、sm以深に浸潤していると判断したため、膵頭十二指腸切除術を施行した。 十二指腸癌の中でも陥凹型の肉眼形態を呈するものは10%以下と非常に少なく、稀な症例であるため、若干の文献的考察を加え報告する。 |
| 索引用語 | 十二指腸癌, 陥凹型 |