| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 258：各種IFN治療下でのAFP値の変化に関する検討 |
| 演者 | 立山 雅邦（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター） |
| 共同演者 | 八橋 弘（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, はい 成寛（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 宮里 賢（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 小澤 栄介（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 長岡 進矢（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 田浦 直太（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 大畑 一幸（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 阿比留 正剛（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 矢野 公士（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 小森 敦正（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター）, 石橋 大海（独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター消化器内科 臨床研究センター） |
| 抄録 | 【目的】IFN投与による発癌抑止が報告されているが、腫瘍マーカーとして臨床上使用しているAFP値の変化を検討した。【方法】肝組織にてF3、F4もしくは画像上肝硬変と診断し１年間投与したA群：PEG-IFNα2b/RBV併用療法症例45例、B群：PEG-IFNα2a療法症例31例、またC群：難治例、高齢者などの理由でn-IFNαもしくはc-IFN投与を行った症例39例を対象とし治療前、投与24週でのALT値、AFP値の推移を検討した。【結果】全症例(n = 115)の平均年齢は60.0 （±8.8）歳、治療前ALT値 （中央値） は96 U/l （14-508）、 治療前AFP値（中央値） は18 ng/ml （3-326）であった。全症例におけるALT値の推移は治療前：96 U/l、投与24週： 53 U/l、 AFP値（中央値）の推移は治療前：18ng/ml、投与24週：10 ng/ml 、であり、ALT値、AFP値ともに投与前後で有意差を認めた（いずれもp＜0.01）。治療群ごとでの検討では、ALT値では ＜治療前 / 24W＞A群：106 / 42 U/l、B群86 / 74 U/l、C群：86 / 72 U/lで、減少率はA群：60.4%、B群：14.0%、C群：16.2%でA群での減少率が大きかった。AFP値では＜治療前 / 24W＞A群：11 / 7 ng/ml、B群12 / 11 ng/ml、C群：31 /17 ng/mlで、減少率はA群：36.3%、B群：8.3%、C群：45.1%でC群での減少率が大きかった。【結語】IFN投与によりAFP値は低下し、またIFNの種類によりAFP値の低下には差がある可能性が示唆された。 |
| 索引用語 | AFP, インターフェロン |