| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 151:経鼻胃内視鏡検査の安全性の検討、経口通常内視鏡と比較して |
| 演者 | 岩佐 勉(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター) |
| 共同演者 | 原田 直彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 肱岡 真之(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 岩下 亮子(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 大穂 有恒(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 古賀 荒太郎(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 水谷 孝弘(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 吉本 剛志(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 武元 良祐(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 宮原 稔彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 福泉 公仁隆(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 中牟田 誠(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 江見 泰徳(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 池尻 公二(国立病院機構 九州医療センター 消化器センター), 村中 光(国立病院機構 九州医療センター 臨床研究部) |
| 抄録 | 極細径内視鏡を用いた経鼻胃内視鏡検査法は実地医家を中心に普及しつつある。当院では経鼻胃内視鏡検査を施行した患者および経口通常内視鏡検査を施行した患者に対してそれぞれ血圧、脈拍、酸素飽和度を測定し、その安全性に関して比較検討したので報告する。【前処置】<経鼻>ジメチルポリシロキサン、プロナーゼ飲用後、硝酸ナファゾリンを両側鼻腔に噴霧。3分後、とおりのよい方の鼻腔内に2%塩酸リドカインビスカスを注入。1分後、2%塩酸リドカインゼリーを塗布したネラトンカテーテルを挿入、数分留置後に検査開始。鎮静剤、鎮痙剤は使用せず。<経口>ジメチルポリシロキサン、プロナーゼ飲用後、8%リドカインスプレーを1回に4噴霧で2回施行。鎮痙剤を使用。【方法】当院にてFTS社製極細径内視鏡EG-530N(先端径5.9mm)を用い経鼻胃内視鏡検査を施行した患者およびオリンパス社製内視鏡GIF-H260(先端径9.8mm)を用い経口通常内視鏡を施行した患者に対して、検査前、検査中、検査終了後の3回にわたり血圧、脈拍、酸素飽和度を測定し評価を行った。【結果】<経鼻>検討対象90名、年齢13歳-87歳、平均55.8±16.4歳。検査前、検査中、検査後のそれぞれにおいて、収縮期血圧(mmHg)134.8±22.9、138.9±27.6、135.1±24.0、脈拍(/min)72.0±13.2、76.0±14.3、74.4±13.9、酸素飽和度(%)98.2±1.3、98.3±1.7、98.0±1.5であった。<経口>検討対象53名、年齢24-85歳、平均63.2±13.8歳。検査前、検査中、検査後のそれぞれにおいて、収縮期血圧128.5±26.7、140.0±26.3、125.7±25.5、脈拍75.7±14.6、89.1±22.2、90.0±20.1、酸素飽和度98.3±1.9、97.9±1.9、98.2±1.6であった。経口群は経鼻群と比較して検査中の収縮期血圧、脈拍は前に比し有意に高値であった。【考察】経鼻胃内視鏡は経口通常内視鏡と比較して比較的安全に行える検査であると考えられた。 |
| 索引用語 | 経鼻内視鏡, 経鼻的胃内視鏡 |