セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 190:膵管癒合不全を合併した先天性総胆管拡張症の1成人例 |
演者 | 橋元 慎一(鹿児島厚生連病院) |
共同演者 | 谷口 鎌一郎(鹿児島厚生連病院), 中尾 慎二(鹿児島厚生連病院), 徳重 浩一(鹿児島厚生連病院), 中村 勇一(鹿児島厚生連病院), 福田 芳生(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学), 藤田 浩(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学), 坪内 博仁(鹿児島大学消化器疾患・生活習慣病学) |
抄録 | 膵管癒合不全を合併した先天性総胆管拡張症の1成人例鹿児島厚生連病院 消化器内科1),鹿児島大学消化器内科2),橋元 慎一1) ,谷口鎌一郎1),中尾 慎二1),徳重 浩一1),中村 勇一1),福田 芳生2),藤田 浩2),坪内 博仁2) 症例は52歳女性.H19年1月初旬より背部痛,心窩部圧迫感を主訴に近医受診.CTにて肝門部に巨大な嚢胞性病変を指摘され,精査目的でH19年2月8日当科紹介.当院での腹部造影CTにて総胆管拡張症を疑い,ERCP施行.戸谷分類1a型の総胆管拡張症と診断し,黄疸を伴っていたためENBD留置した. ERCPの際,膵胆管合流異常を認めたが,主膵管を確認できなかったことからMRCPを施行し,膵管癒合不全と診断した.胆汁中のアミラーゼ値は121900 IU/Lであり,膵液の逆流が示唆された.胆汁細胞診は陰性で画像上は胆管癌の合併は認めず,十二指腸温存膵頭総胆管胆嚢摘出術を施行した. 先天性総胆管拡張症の成人例で膵管癒合不全を合併した症例は稀であり,文献的考察を加え報告する. |
索引用語 | 総胆管拡張症, 膵管癒合不全 |