セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 19:大腸癌検診におけるS状結腸内視鏡の意義 |
演者 | 岩谷 泰江(大腸肛門病センター くるめ病院) |
共同演者 | 荒木 靖三(大腸肛門病センター くるめ病院), 野明 俊裕(大腸肛門病センター くるめ病院), 永江 隆明(大腸肛門病センター くるめ病院), 藤 勇二(大腸肛門病センター くるめ病院), 中川 元典(大腸肛門病センター くるめ病院), 小河 秀二郎(大腸肛門病センター くるめ病院), 高野 正博(大腸肛門病センター くるめ病院) |
抄録 | 【はじめに】大腸癌検診において便潜血検査は最も基本となる検査である。1987年4月から2007年3月までに当院にて便潜血検査は390,383 名に施行され、便潜血陽性者は24,507名であった。その内、精密検査が施行されたのは18,209名で6,298名が精密検査を施行されてないことになる。その理由の一つとして内視鏡検査への不安が挙げられる。当院では便潜血検査に加えS状結腸内視鏡検査を大腸癌検診として行ってきた。そこで、S状結腸内視鏡検査の有用性を検討した。【結果】便潜血反応陽性で精密検査が施行された18,209名のうち大腸癌であったのは584名(3.2%)であった。一方、便潜血反応陰性でS状結腸内視鏡検査を受けた69,188名のうち大腸癌と診断されたのは152名(0.2%)であった。そのうち早期癌は132名(86%)であった。【結語】S状結腸内視鏡検査は簡便に行え、大腸癌検診のひとつとして有用な検査であると思われる。 |
索引用語 | 大腸癌, S状結腸内視鏡検査 |