| セッション情報 | ワークショップ1 |
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| タイトル | 研-53:広範囲な0IIc早期胃癌類似所見を呈した胃限局性原発性アミロイドーシスの一例 |
| 演者 | 古賀 睦人(飯塚病院 外科) |
| 共同演者 | 本村 廉明(飯塚病院 消化器内科), 赤星 和也(飯塚病院 消化器内科), 遠藤 伸悟(飯塚病院 消化器内科), 多喜 研太郎(飯塚病院 消化器内科), 樋口 奈緒美(飯塚病院 消化器内科), 本田 邦臣(飯塚病院 消化器内科), 大内 二郎(飯塚病院 消化器内科), 久保川 賢(飯塚病院 消化器内科), 平橋 美奈子(飯塚病院 病理検査科), 大屋 正文(飯塚病院 病理検査科), 星井 嘉信(山口大学 医学部 構造制御病態学講座), 松井 謙明(飯塚病院 消化器内科) |
| 抄録 | 症例は81歳女性。高血圧・冠攣縮性狭心症で近医通院中であり、アスピリン腸溶錠を内服していた。今まで膠原病、特に慢性関節リウマチを指摘されたことはなかった。腹痛、黒色便を主訴に近医受診。上部消化管内視鏡検査にて前庭部前壁の出血性早期胃癌を疑われ当科紹介となった。当科受診時血液検査にてHb8.5mg/dlと貧血があり、上部消化管内視鏡検査では前庭部から胃角大弯を中心に前壁から後壁にかけて広範囲な境界比較的明瞭な浅い不整な陥凹性病変を認め、肉眼上c Type 0IIc型早期胃癌の所見に類似していた。病変部粘膜は粗造で易出血性であった。生検にて粘膜間質内にアミロイドの沈着を認め、最終的に胃アミロイドーシスと診断した。食道・十二指腸および終末回腸・結腸・直腸などの他の消化管にはアミロイド沈着を認めず、胃に限局してALアミロイドの沈着を認め、胃限局性アミロイドーシスと診断した。全身性アミロイドーシスの除外のため、全身検索を行ったが、心臓・腎臓を含め、他臓器にアミロイド沈着を示唆する所見は認めなかった。抗血小板剤中止及びPPI投与により貧血が改善したため経過観察としたが、診断より3ヶ月経過した現在貧血進行なく全身状態良好である。全身のアミロイドーシスが消化管に沈着する消化管アミロイドーシスの報告は散見されるが、胃限局性アミロイドーシは本邦では20例ほどの報告にとどまり、きわめてまれである。胃限局性原発性アミロイドーシスについて若干の文献的考察を加え、報告する。 |
| 索引用語 | 原発性アミロイドーシス, 胃 |