| 共同演者 |
山田 隆史(原三信病院 消化器科), 兼城 三由紀(原三信病院 消化器科), 中村 典資(原三信病院 消化器科), 松坂 浩史(原三信病院 消化器科), 名本 真章(原三信病院 消化器科), 永瀬 章二(原三信病院 消化器科), 千々岩 芳春(原三信病院 消化器科), 江口 徹(原三信病院 外科), 河野 眞司(原三信病院 臨床病理部) |
| 抄録 |
症例は49歳男性。自覚症状なし。2007年7月、当院にて健診を受けたが、その際の上部消化管内視鏡検査にて十二指腸水平脚に周堤を伴う不整な陥凹性病変を認めた。生検にて高~中分化型腺癌の診断であった。超音波内視鏡検査では病変の中央、陥凹部において低エコーの腫瘍エコーが第3層深層まで達していたものの第3層の最外層及び第4層は保たれており、深達度sm massiveの所見であった。低緊張性十二指腸造影検査では病変は十二指腸水平脚に大きさ2cm程度の周堤を伴う深い陥凹性病変として描出され、内視鏡及び透視上は深達度mp以深の進行癌と考えられた。諸検査にて明らかな転移を認めず、当院外科にて十二指腸部分切除術を施行した。術後病理診断はAdenocarcinoma, type2, mod>well, pPM, INf beta, int, ly2, v1(EVG), pPM(-), pDM(-)であった。乳頭部癌を除く原発性十二指腸癌は頻度が低く、中でも無症状で発見される例は比較的稀と考えられたため、若干の文献的考察を加え報告する。 |