セッション情報 一般演題

タイトル 47:

抗癌剤による薬剤性肺障害をきたした胃癌の一例

演者 小橋川 ちはる(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科)
共同演者 仲村 光輝(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 田村 次朗(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 下地 耕平(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 安座間 欣也(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), クリステンセン めぐみ(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 新垣 伸吾(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 井濱 康(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 城間 丈二(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 知念 寛(琉球大学 医学部 附属病院 光学医療診療部), 前城 達次(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 岸本 一人(琉球大学 医学部 附属病院 光学医療診療部), 仲本 学(琉球大学 医学部 附属病院 光学医療診療部), 平田 哲生(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 金城 渚(琉球大学 医学部 附属病院 光学医療診療部), 山城 剛(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 外間 昭(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科), 金城 福則(琉球大学 医学部 附属病院 光学医療診療部), 藤田 次郎(琉球大学 医学部 附属病院 第一内科)
抄録 抗癌剤による肺障害は時に重篤な呼吸不全をきたし死に至り得る重要な副作用である。今回我々は胃癌に対する抗癌剤治療の経過中に薬剤性肺障害と思われる重篤な肺障害を発症し死に至った症例を経験したので若干の文献的考察も加え報告する。
【症例】73歳、男性【既往歴】糖尿病【現病歴】心窩部痛、黒色便を主訴に平成18年6月10日当院受診。上部消化管内視鏡検査にて胃噴門部~体上部小弯前壁側にかけて約5cm大の2型腫瘤を認め、精査にて胃印環細胞癌(cT3N3M0、StageIV)と診断した。6月27日よりS-1 80mg/m2+CDDP 60mg/m2による化学療法を開始し、2コース終了した。しかし9月の効果判定にてPDであり、CPT-11 150mg/m2+MMC 5mg/m2による化学療法に変更し9月11日に初回投与を行った。経過中黒色便は数回あったものの本人の自覚症状(嚥下時つかえ感)は改善していた。しかし9月21日に38℃台の発熱が出現、胸部レントゲンにて左胸水の貯留が認められた。当初細菌性肺炎が疑われIPM/CS開始していたが、胸部CTでは両側上葉に網状影が多発しており間質性肺炎と診断、ステロイドパルス療法を行った。しかし治療に抵抗性で呼吸状態は次第に悪化、シクロスポリンやエラスポール使用するも状態改善なく28日に永眠となった。剖検の同意は得られなかった。抗癌剤投与後に発症し、急速に進行した間質性肺炎であり薬剤性肺障害が考えられた。
索引用語 抗癌剤, 薬剤性肺障害