セッション情報 一般演題

タイトル 35:

C型慢性肝炎に対するペグインターフェロン、リバビリン併用療法により1型糖尿病が発症した1例

演者 町野 隆介(大分県立病院 消化器腎臓内科)
共同演者 久保田 陽子(大分県立病院 消化器腎臓内科), 和泉 泰衛(大分県立病院 消化器腎臓内科), 西村 大介(大分県立病院 消化器腎臓内科), 柴冨 和貴(大分県立病院 消化器腎臓内科), 加藤 有史(大分県立病院 消化器腎臓内科), 中丸 和彦(大分県立病院 内分泌代謝内科)
抄録 症例は34才男性。既往歴:3才時に心室中核欠損症の手術を受けこの時輸血歴あり。家族歴:特記事項なし。現病歴:21才時抗HCV抗体陽性を指摘された。平成6年8月から平成7年1月にかけnaturalインターフェロンα投与を受けたが効果はなかった。この時血糖の異常も指摘されなかった。その後外来通院をしていたが平成13年以降は未受診であった。平成18年になり再度通院するようになり6月当科第2回入院となった。入院時検査成績:AST166U/l, ALT400U/l, HCV-RNAは1B, 4100KIU/mlであった。また血糖は107mg/dl, HbA1cは5.0%であった。6月29日よりペグインターフェロンα-2b 100μg/週、リバビリン800mg/日による治療を開始した。定期受診時の随時血糖はやや変動をしていたが治療開始46週目である2007年5月10日血糖588mg/dl, HbA1c7.7%となり当院内分泌代謝内科に入院となった。抗GAD抗体7300IU/L, インスリン分泌能の低下もあり1型糖尿病の診断でインスリン療法を開始した。ペグインターフェロン、リバビリン療法は患者の希望で中止した。またペグインターフェロン治療前の保存血清での抗GAD抗体も687IU/mlと高値であった。 インターフェロン治療による1型糖尿病の発生についてはいくつか論文が見られ、文献的考察も含め報告する。
索引用語 インターフェロン, 糖尿病