セッション情報 一般演題

タイトル 135:

Cronkhite-Canada症候群の1例

演者 三嶋  亮介(特別医療法人 春回会 井上病院)
共同演者 西山 高志(特別医療法人 春回会 井上病院), 牧山 和也(特別医療法人 春回会 井上病院), 井上 健一郎(特別医療法人 春回会 井上病院)
抄録 症例は75歳男性。2007年4月中旬頃より続く食欲不振および腹満感を主訴に近医を受診、上部消化管内視鏡検査にて胃前庭部を中心にポリポーシスを認め精査加療目的にて2007年4月25日当院に入院となった。身体所見としては爪甲の萎縮変形、四肢末端の色素沈着、味覚異常を認めた。入院時の血液検査では総蛋白5.5 g/dl、アルブミン 3.5 g/dlと軽度の低蛋白血症を認めた。上下部消化管内視鏡検査および小腸造影では消化管ポリポーシスを認め、病理組織学的には腺管嚢胞形成と粘膜固有層の間質の浮腫状変化、炎症細胞浸潤がみられた。以上よりCronkhite-Canada症候群と診断し、ステロイド50mg、抗プラスミン剤の投与を開始した。その後、臨床症状および消化管ポリポーシスの改善を認めた。治療前の下部消化管内視鏡検査にて下行結腸に径20mm大の亜有茎性腺腫の併発を確認しており、治療後も変化を認めなかったため内視鏡的切除を行なった。切除標本の病理組織学的診断はserrated adenomaであり癌の併存は認めなかった。Cronkhite-Canada症候群は非常に稀な疾患であり、若干の文献的考察を加え報告する。
索引用語 Cronkhite-Canada症候群, ステロイド