| セッション情報 | 一般演題 |
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| タイトル | 205:超音波内視鏡下経胃的膵仮性のう胞穿刺ドレナージ術と内視鏡的経鼻胆管ドレナージを併用し術前後とも良好であった胆嚢総胆管結石の一例 |
| 演者 | 大原 寛之(大村市立病院 内科) |
| 共同演者 | 王 順容(大村市立病院 内科), 法村 大輔(大村市立病院 内科), 中村 司朗(大村市立病院 外科), 中越 享(大村市立病院 外科), 大仁田 賢(長崎大学第2内科), 磯本 一(長崎大学 光学医療診療部), 宿輪 三郎(長崎大学 光学医療診療部), 水田 陽平(長崎大学第2内科), 河野 茂(長崎大学第2内科) |
| 抄録 | (目的)膵仮性のう胞に対する内視鏡的なドレナージ術は経膵管的・経胃的アプローチともに汎用されているが、その時期については発症後数週間経過してからの報告が多い。今回我々は比較的早期にドレナージ術を施行して良好な経過をみた一例を経験したので報告する。(症例と経過)80歳台男性、上腹部痛と発熱・黄疸を主訴にかかりつけ医より紹介・入院となった。腹部エコー、CT検査などより胆嚢内の巨大結石と総胆管内結石を認め、黄疸も認めたため、まず内視鏡的経鼻胆管ドレナージ(ENBD)を行なった。胆石性の膵炎も併発しており治療を開始したが、上腹部痛が徐々に増悪したため腹部CTを再検したところ膵体部に長径15cmほどの仮性のう胞を認めた。第22病日コンベックス型超音波内視鏡を用いて経胃的に6Frピッグテールカテーテルを挿入した。胃潰瘍形成などでカテーテルは抜去したがその後も良好なドレナージ効果が得られ、嚢胞は径3cm大まで縮小し、第48病日に胆嚢摘出術・総胆管結石除去術を行なった。(結果と考察)第97病日に大きな合併症も無く退院となった。膵仮性のう胞に対する内視鏡的ドレナージ術は経膵管的・経胃的アプローチともに汎用されているが、その時期については発症後6週間程度経過してからの報告が多い。本症例では発症後3週間と比較的早期ではあったが、上腹部症状が継続していること、本来であればENBD後に経腸栄養を行なうべきところ膵炎・のう胞の持続により絶食を余儀なくされること、手術予定が日延べされたなどさまざまな要因のため、ドレナージ術を施行した。消化性潰瘍の合併はあったが、開腹手術までは流動食が経口摂取でき、膵のう胞に対する手術療法を回避できたことも含めて良好な経過を得ることができたと考えられた。 |
| 索引用語 | 膵仮性のう胞, 経胃的ドレナージ |