セッション情報 ワークショップ1

タイトル 研-43:

混合型IPMC(Intraductal papillary-mucinous carcinoma)の一例

演者 小河原 大樹(長崎市立市民病院 内科)
共同演者 山尾 拓史(長崎市立市民病院 内科), 山川 正規(長崎市立市民病院 内科), 小原 則博(長崎市立市民病院 外科), 前田 潤平(長崎市立市民病院 外科), 入江 準二(長崎市立市民病院 病理), 水田 陽平(長崎大学 第二内科), 河野 茂(長崎大学 第二内科)
抄録 症例は67歳男性。主訴は左下腹部痛。52歳より糖尿病、66歳より高血圧症にて近医通院加療中、平成19年6月中旬より左腹部痛が出現し腹部CT検査を行ったところ膵体部に40mm大の多房性嚢胞を認め6月29日精査、加療目的にて当院紹介。腹部MRI検査で膵体部に40mm大の多房性嚢胞を認め主膵管は性に拡張していた。超音波内視鏡検査(EUS)では膵体部に41.8×32.3mmの多房性嚢胞を認め内部に9.3mm大の壁在結節を認めた。ERCPでは主膵管はびまん性に拡張していたが特に体部で18mmと著明に拡張していた。膵管内超音波検査(IDUS)では膵体部の拡張した分枝膵管内に8.7mm大の凹凸ある乳頭状の隆起を認めた。以上より混合型膵管内乳頭粘液性腺癌(Intraductal papillary-mucinous carcinoma)と診断し手術を行った。最終病理結果はIntraductal papillary-mucinous carcinomaであった。嚢胞内の壁在結節部分は腺腫にとどまっていたが、近傍の軽度拡張した分枝膵管内に上皮内癌の所見を認めた。混合型IPMCの一例を経験したので、若干の文献的考察を含め報告する。
索引用語 混合型IPMN, 膵嚢胞性腫瘍