セッション情報 一般演題

タイトル 141:

ESDにて一括局所切除できた十二指腸球部上壁に発生したカルチノイドの1例

演者 上原 正義(済生会熊本病院 消化器病センター)
共同演者 庄野 孝(済生会熊本病院 消化器病センター), 八板 弘樹(済生会熊本病院 消化器病センター), 吉田 健一(済生会熊本病院 消化器病センター), 江口 洋之(済生会熊本病院 消化器病センター), 藤本 貴久(済生会熊本病院 消化器病センター), 多田 修治(済生会熊本病院 消化器病センター), 須古 博信(済生会熊本病院 消化器病センター), 神尾 多喜浩(済生会熊本病院 病理), 大園 知之(瀬戸病院)
抄録 症例は85歳、女性。平成15年に瀬戸病院で上部消化管内視鏡検査施行し、十二指腸球部上壁に4mm大のポリープを指摘された。その後経過観察をしていたが、平成19年5月に内視鏡検査を行ったところ、同病変は以前に比較して6mm大と増大し表面の凹凸不整が目立つようになっていた。そのため生検を行ったところ、カルチノイドの診断であったため治療のため当院紹介となった。病変はEUSでは描出不良であったが、鉗子圧迫で可動性良好であり、腹部エコーと腹部造影CTで特に転移を示唆する所見は認めなかった。内視鏡治療の適応と判断し、同年8月に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行った。全周切開は主にフレックスナイフを使用し、剥離はフックナイフを主体に最後はSTフードを用いて一括切除を行った。特に合併症はなく術後6日目に退院となった。大きさは6x6mm大で、病理組織学的には充実胞巣上に増殖した腫瘍細胞を粘膜固有層から粘膜下層上層部に認め、カルチノイドと診断した。側方断端深部断端ともに陰性であり一括局所切除がなされた。またly0,v0で脈管侵襲はなく、本人・家族と相談の上年齢を考慮し経過観察とした。十二指腸球部上壁に発生したカルチノイドをESDにて一括切除し得た症例を経験したので、文献的報告を加えて報告する。
索引用語 十二指腸カルチノイド, ESD