セッション情報 一般演題

タイトル 45:

噴門直下粘膜下腫瘍上に発生した進行胃癌の一例

演者 桑原 淳生(大町町立病院 内科)
共同演者 大塚 順和(水俣市立総合医療センター 消化器科), 中間 輝次(大町町立病院 外科)
抄録 症例は83歳、男性。平成6年、検診二次精査目的で当院来院。胃内視鏡にて噴門直下に3cm強の表面平滑な粘膜下腫瘍を認めた。その後平成11年まで経過観察されたが、大きさ、形状に変化なく、何回か生検も施行されたが、異常は認めなかった。CT上も粘膜下腫瘍に合致する所見であった。平成16年6月、胆石手術前に胃内視鏡施行したところ、噴門直下の粘膜下腫瘍は自壊し、潰瘍を形成していた。生検では中分化型腺癌の所見であった。手術目的で開腹したところ、腫瘍は漿膜面に露出しており、小腸間膜、腹膜に多数の白色小結節を認めた。腹膜播種と考え、胃切除は行わなかった。結節の病理所見は高ないし中分化腺癌、孤立性に存在する低分化型腺癌であった。TS-1、CDDPにて化学療法を行なったが、腫瘍縮小みられず、12月永眠された。経過よりは粘膜下腫瘍上に発生した胃癌と考えざるをえず、興味深い症例と思われるので、文献的考察も加え報告する。
索引用語 胃癌, 粘膜下腫瘍