| セッション情報 |
一般演題
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| タイトル |
28:C型慢性肝炎に対するコンセンサスインターフェロン在宅自己注射の意義と治療成績
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| 演者 |
呉 建(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ) |
| 共同演者 |
山崎 成博(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ), 橋口 正史(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ), 的場 康平(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ), 三阪 高春(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ), 重田 浩一朗(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ), 藤崎 邦夫(霧島市立医師会医療センター 消化器内科 ) |
| 抄録 |
【目的】C型慢性肝炎の治療は週1回投与のペグインターフェロンとリバビリン併用療法が主流となっているが、従来のαインターフェロンは在宅自己注射も認可され治療の幅も広がっている。コンセンサスインターフェロン(CIFN)は1型高ウィルス量以外の症例に対しての効果が高いことより、在宅での夜間の自己注射により副作用が軽減され、中止例の減少などさらに高い効果が期待される。我々は、CIFN在宅自己注射実施症例についてアンケート調査を実施し本治療の意義と治療効果について検討したので報告する。【対象及び方法】2002年1月より2007年8月までCIFN 1800または1200万単位を導入し終了したC型慢性肝炎は全28症例で男性12例、女性16例、平均年齢50.6±11.8歳(26~76歳)、HCVウィルス検査では1型16例(高ウィルス量7例、低ウィルス量9例)、2型12例(高ウィルス量4例、低ウィルス量8例)であった。在宅自己注射は11例(男性3例、女性8例)に実施し、終了時アンケート調査を実施し、通院治療症例と比較検討した。【治療成績】ウィルスの型及びウィルス量別の各群のSVRは1型高ウィルス量では治療期間31.8週(24~40週)で4/6、66.7%,1型低ウィルス量は24週でSVR 8/9、88.8%、2型高ウィルス量は24週で3/4、75.0%、2型低ウィルス量は26週(24~35週)で8/8、100%、全症例では23/27、85.1%と各群とも極めて高いSVR率が得られた。全28症例のうち副作用中止例はなく19週目にbreak throughを来しHCV-RNA再陽性化の1例のみ中止した。在宅自己注射症例のアンケート調査では、投与時間帯は全例夜間の投与で、副作用も少し辛かったが問題はなかったとの回答が多く、日常生活についても通院回数が少なく支障は少なかったとの意見が多かった。【考案及び結語】CIFNを投与したC型慢性肝炎28例中在宅自己注射及び通院注射群ともに副作用中止例はみられず、SVRは85.1%と極めて高率であった。在宅自己注射群では夜間の注射により副作用も少なく、日常生活への影響は少なかった。非難治例あるいは高ウィルス量の一部の症例及びリバビリン併用療法困難例においては、今後も治療の選択肢として有用と考えられる。 |
| 索引用語 |
C型慢性肝炎, 在宅自己注射 |