| セッション情報 | ワークショップ1 |
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| タイトル | 研-57:拡大内視鏡検査により早期胃癌の近傍に同時性多発微小病変を診断しえた1例 |
| 演者 | 今村 健太郎(福岡大学筑紫病院消化器科) |
| 共同演者 | 長浜 孝(福岡大学筑紫病院消化器科), 八尾 建史(福岡大学筑紫病院消化器科), 高木 靖寛(福岡大学筑紫病院消化器科), 松井 敏幸(福岡大学筑紫病院消化器科), 田辺 寛(福岡大学筑紫病院病理部), 岩下 明徳(福岡大学筑紫病院病理部) |
| 抄録 | 早期胃癌に対するESDの普及に伴い,より厳密な術前検査が必要となった.多数例の治療成績の検討では、5%程度に病理組織学的な水平断端陽性例が存在し,1)ESDの手技的要因,2)浸潤範囲診断誤診,3)主病変近傍の同時性多発病変の見落としがその要因とされている.今回我々は,ESDの術前に拡大内視鏡検査を施行し,主病変近傍に多発微小病変を診断し,遺残あるいは水平断端陽性を回避し得た1例を経験したので報告する.症例は70歳男性.H18年に検診目的で上部消化管内視鏡検査を施行.胃噴門部小弯に径15mmの0IIcを指摘,生検で高分化腺癌と診断され紹介となった.術前の浸潤範囲診断を目的として,拡大内視鏡による胃粘膜微小血管構築像の観察を行った際に0IIcより肛門側へ10mm離れた部位にregular subepithelial capillary network patternの消失したdemarcation lineを伴う領域にirreguler micro vascular patternを認め,径3mm大の0 IIa型癌と診断した.両病変は内視鏡治療のガイドライン内適応病変と診断されESDにて一括切除した.病理組織学的に両病変とも高分化腺癌,深達度M,脈管侵襲を認めず,切除断端陰性であった. |
| 索引用語 | 拡大内視鏡, ESD |