セッション情報 一般演題

タイトル 145:

十二指腸乳頭部pyogenic granulomaの1例

演者 橋口 一利(医療法人社団シマダ 嶋田病院 消化器内科)
共同演者
抄録 症例は75歳男性。糖尿病にて当院外来通院中、貧血の進行を認めた為、2006年2月、上部消化管内視鏡検査を施行したところ、十二指腸乳頭部に10mmの易出血性の発赤調Y-3型ポリープを認め、生検でGroup1であった。貧血の責任病変と考えられていたが、約1年4ヶ月間、鉄剤投与で経過観察されていた。2007年6月、本人の同意の上、ポリペクトミー目的に入院。観察時、ポリープの大きさに著変なく、表面より湧出性出血を認めた。ポリペクトミー後、膵管への焼灼効果を考慮して、自然脱落型膵管ステントを留置して終了した。第2病日に偶発症なく退院となった。病理組織結果では、毛細血管の増生を強く伴う肉芽組織を認め、強い炎症細胞浸潤を伴っており、pyogenic granulomaの診断であった。現在、貧血は認めていない。 pyogenic granulomaは良性の肉芽腫性病変であり、口腔粘膜以外の消化管での発生例はまれである。検索した限り、十二指腸乳頭部に発生したpyogenic granulomaの報告例はなく、極めてまれであるため報告した。
索引用語 pyogenic granuloma, 十二指腸