| 抄録 |
C型慢性肝炎のリバビリン併用療法中、貧血にて減量または中止となった症例3例にEPAを連日1800mg内服し経過を見たので報告する。症例1;52歳女性体重56Kg、Hb 12.6 リバビリン400mg後600mg にて治療導入。8週目より貧血出現しリバビリン減量、10週目で中止となった。15週目からリバビリン200mgにEPAを併用開始。16週目以降はリバビリン400mg にてHb 10 以上を維持できている。症例2:70歳女性体重50Kg、Hb 13.4 リバビリン400mg後600mg にて治療導入。6週目より貧血出現しリバビリン減量(400mg)、30週目に再び貧血増悪し減量(200mg)、32週目に中止となった。34週目からリバビリン200mgにEPAを併用開始。36週目以降はリバビリン400mg にてHb 10 以上を維持できている。症例3;53歳女性体重60 Kg、Hb 12.2 リバビリン400mg後600mg にて治療導入。3週目より貧血出現しリバビリン減量、4週目で中止となった。7週目から200mgで再開。10週目からリバビリン200mgにEPAを併用開始。しかし15週目でも200mg にてHb 10前後である。 3例中2例では明らかに有効であった。3例とも副作用はなかった。EPAを予防のみならず、貧血出現後の治療として使える可能性が示唆された。 |