| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 52:内視鏡的粘膜下腫瘍核出術(ESE)にて切除し得た胃GISTの1例 |
| 演者 | 宗 祐人(戸畑共立病院 消化器病センター) |
| 共同演者 | 小野 陽一郎(戸畑共立病院 内科), 酒見 亮介(戸畑共立病院 内科), 小野 哲二朗(戸畑共立病院 内科), 高根 順子(戸畑共立病院 内科), 最所 大輔(戸畑共立病院 内科), 佐々木 英(戸畑共立病院 内科), 下河邊 正行(戸畑共立病院 内科), 宗 典郎(戸畑共立病院 内科), 大重 要人(福岡大学筑紫病院 病理), 岩下 明徳(福岡大学筑紫病院 病理) |
| 抄録 | 症例は60歳代男性。平成18年検診の胃透視にて胃体上部小弯に透亮像を指摘され当院を受診。8月に上部消化管内視鏡検査および胃透視にて胃体上部小弯に約30mmの粘膜下腫瘍を認めた。平成19年5月胃透視にて粘膜下腫瘍は40mm大と増大傾向を認めた。また、超音波内視鏡検査(EUS)にて病変部は固有筋層の内輪筋由来の腫瘍と思われ、Gastrointestinal stromal tumor(GIST)が疑われた。なお、腹部超音波、腹部CT検査にて転移を疑う所見は認めなかった。十分なインフォームドコンセントのもとに6月1日、内視鏡的粘膜下腫瘍核出術を施行した。まず、腫瘍中心部の粘膜筋板をneedle knifeにて縦切開し、引き続きHook knifeで粘膜下層を剥離した。その後白色腫瘤を露出させアタッチメントにて鈍的剥離し腫瘤を核出した。術中穿孔なく切除面をクリップにて縫縮し終了した。切除時間は30分であった。切除標本は34mmで病理組織学的検索にて、GIST,smooth muscle type,malignantであった。現在、本人の希望にて厳重follow up中である。従来、固有筋層(内輪筋)由来の粘膜下腫瘍の内視鏡的摘除は困難であったが、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の手技を用い、また、粘膜筋板を縦切開をすることで粘膜欠損部を最小限にとどめ、かつ鈍的剥離を併用することにより安全かつ短時間に腫瘍を核出することが出来た。固有筋層(内輪筋)由来の粘膜下腫瘍は、診断的治療目的において内視鏡的粘膜下腫瘍核出術(ESE)は有用な治療法であると思われた。 |
| 索引用語 | 胃GIST, 内視鏡的粘膜下腫瘍核出術 |