| セッション情報 | ワークショップ1 |
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| タイトル | 研-56:化学療法+放射線療法が有効であった胃病変を有するATLの1例 |
| 演者 | 服部 晃好(長崎市立市民病院内科) |
| 共同演者 | 卜部 繁俊(長崎市立市民病院内科), 山尾 拓史(長崎市立市民病院内科), 山村 政臣(長崎市立市民病院内科), 山川 正規(長崎市立市民病院内科), 南 和徳(長崎市立市民病院放射線科), 福田 俊夫(長崎市立市民病院放射線科), 入江 準二(長崎市立市民病院病理) |
| 抄録 | 症例は46歳、男性。主訴は食欲不振、体重減少、心窩部不快感。平成17年7月頃より、食欲不振、心窩部不快感、2ヶ月で5kgの体重減少が出現。前医の内視鏡検査およびCT検査で胃病変とリンパ節腫大を認めたため、精査治療目的で平成17年9月2日当院入院となった。表在リンパ節は触知せず、可溶性IL-2Rは3557U/mlと上昇していた。CT検査では、縦隔リンパ節と胃小彎側リンパ節腫大を認めた。胃X線検査と内視鏡検査で、体部小彎中心に不整な潰瘍性病変と前庭部中心にたこいぼ様隆起が多発しており、生検で異型リンパ球の密な浸潤を認め、免疫組織染色でCD45RO(++)CD3(++) CD79a(-) CD20(-)であった。HTLV-1抗体は陽性で、胃の生検組織よりHTLV-1プロウィルスのモノクロナール増殖を証明した。以上より、ATL(lymphoma type)と診断し、Bi-weeklyCHOP療法を開始した。4コース終了時の胃内視鏡検査およびCT検査であまり改善はみられず、胃小彎側リンパ節腫大は増大傾向にあったため、11月4日より胃病変と胃小彎側リンパ節に対して40Gyの放射線療法を施行した。放射線治療後にCHOP療法を3コース追加し、その後、VP-16の内服治療を開始したところ、胃病変の著明な改善が認められた。平成18年11月8日の内視鏡検査で再増悪を認めたため、11月28日よりCMD療法(CPT-11+MIT+DEX)を行ったところ、再び改善がみられた。平成19年5月の胃内視鏡検査では胃病変は瘢痕化し、CT検査でもリンパ節腫大は消失していた。今回、化学療法+放射線療法が有効であった胃病変を有するATLの1例を経験したので、内視鏡の経過と併せて報告する。 |
| 索引用語 | ATL, 胃病変 |