セッション情報 一般演題

タイトル 58:

胃原発限局期悪性リンパ腫に対する非外科的治療の検討

演者 卜部 繁俊(長崎市立市民病院内科)
共同演者 服部 晃好(長崎市立市民病院内科), 山尾 拓史(長崎市立市民病院内科), 山村 政臣(長崎市立市民病院内科), 山川 正規(長崎市立市民病院内科), 南 和徳(長崎市立市民病院放射線科), 福田 俊夫(長崎市立市民病院放射線科), 入江 準二(長崎市立市民病院病理)
抄録 【目的】本邦における胃原発限局期悪性リンパ腫に対する治療は、従来、胃切除術と術後化学療法が主体であったが、最近は除菌療法、化学療法、放射線療法などの非外科的治療の有用性が報告されている。今回、当院で行った胃原発限局期悪性リンパ腫に対する非外科的治療の効果および治療後の経過について検討をおこなったので報告する。【方法】対象は2002年から2007年8月までの約5年間に当院で非外科的治療を行った胃原発限局期悪性リンパ腫6例で、男性4例、女性2例、平均年齢は66.7歳であった。組織型はdiffuse large B-cell lymphoma(以下DLBCL)4例、MALTリンパ腫(以下MALT)2例であった。臨床病期(Lugano分類)はstageIが4例、stageII1が2例であった。MALTに対しては、1例は除菌+化学療法+放射線療法を行い、他の1例には除菌+放射線療法を行った。DLBCLに対しては、3例に除菌+化学療法+放射線療法を行い、1例に除菌+放射線療法を行った。【結果】観察期間は、6ヶ月~5年でDLBCLの1例を除いて現在、寛解を維持している。再発した1例は、4年後に小腸に再発し、緊急手術となった。【考察】症例数は少ないものの、今回の検討で6例全例に寛解導入が可能であった。さらに無再発生存は5/6例であり、胃原発限局期悪性リンパ腫に対する非外科的治療は消化管機能温存の面からも、有効で安全な治療法と考えられた。
索引用語 胃原発限局期悪性リンパ腫, 非外科的治療