セッション情報 ワークショップ1

タイトル 研-47:

経皮経肝胆道鏡下マイクロターゼ焼灼術が有用であった肝門部胆管癌の1例

演者 大門 裕貴(福岡大学筑紫病院 消化器科)
共同演者 大塚 雄一郎(福岡大学筑紫病院 消化器科), 植木 敏晴(福岡大学筑紫病院 消化器科), 蓑田 竜平(福岡大学筑紫病院 消化器科), 藤村 成仁(福岡大学筑紫病院 消化器科), 大谷 圭介(福岡大学筑紫病院 消化器科), 津田 純郎(福岡大学筑紫病院 消化器科), 松井 敏幸(福岡大学筑紫病院 消化器科), 西俣 伸亮(福岡大学筑紫病院 病理部), 岩下 明徳(福岡大学筑紫病院 病理部)
抄録 症例は70歳代の女性、虫垂炎の既往あり。元来健康であったが、2007年5月頃より黄疸と全身倦怠感が出現したため当科を受診。血液検査所見でT.Bil 21.9mg/dl、AST 172 IU/L、ALT 112 IU/L、ALP 1136 IU/L、γ-GTP 272 IU/Lと肝胆道系酵素の著明な上昇あり。USで肝門部に径23mm×17mmの低エコー腫瘤があり、末梢側の肝内胆管は著明に拡張していた。肝門部胆管癌と診断し同日緊急入院となった。入院後左肝内胆管(B3)より経皮経肝胆管ドレナージ(以下PTCD)を施行した。チューブ造影では右肝内胆管の描出が不良であったため、B5・B6からPTCDを施行した。三管合流部ERCPで狭窄を認めた。US、CT上腫瘍の肝への浸潤と右門脈と右冠動脈への浸潤があり手術不能と判断した。PTCS下マイクロターゼ焼灼術によるtumor reductionと内瘻化を行った。計4回施行し内瘻化に成功した。最終的にB3より10F PTCD内外瘻チューブを十二指腸に、B5・B6よりそれぞれ7FのERBDtubeを留置後退院となった。その後約5ヶ月が経過したが胆管炎や黄疸の出現はなく経過良好である。本例は切除不能肝門部胆管癌でガイドワイヤー操作による内瘻化が困難であったがPTCS下マイクロターゼ焼灼術により内瘻化に成功した。マイクロターゼ焼灼術による合併症はなかった.PTCS下マイクロターゼ焼灼術により内瘻化とtumor reductionができ患者のQOLの改善に有用であった。
索引用語 肝門部胆管癌, 経皮経肝胆道鏡下マイクロターゼ焼灼術