セッション情報 一般演題

タイトル 121:

Regiflex achalasia dilator法によるバルーン拡張術を施行した食道アカラシア8症例の検討

演者 荒木 究(長崎大学 第二内科)
共同演者 山口 直之(長崎大学 第二内科), 増田 淳一(長崎大学 第二内科), 大仁田 賢(長崎大学 第二内科), 磯本 一(長崎大学 第二内科), 宿輪 三郎(長崎大学 第二内科), 水田 陽平(長崎大学 第二内科), 山尾 拓史(長崎市民病院), 山川 正規(長崎市民病院), 西山 高志(井上病院), 井上 健一郎(井上病院), 河野 茂(長崎大学 第二内科)
抄録 食道アカラシアは食道の拡張、蠕動波の消失及び下部食道括約筋(LES)圧の弛緩不全を特徴とし食物の通過障害をきたす食道機能性疾患の1つである。本症の治療目的はLESにおける通過障害を改善させることであり、現在種々の内視鏡的治療法が施行されている。今回、我々は食道アカラシアと診断された8症例に対してRegiflex achalasia dilator法にて拡張術を施行しその有用性を検討したので報告する。【対象】当院および長崎市立市民病院にて食道アカラシアと診断されRegiflex achalasia dilator法にてバルーン拡張術施行した8症例を対象とした。性別は男性4例、女性4例、年齢は24~89歳で平均57.0歳であった。X線造影による病型分類では7例が紡錘型、1例がS状型であり、拡張度分類では7例が2度、1例が3度であった。【成績】8症例中全例が通過障害等の自覚症状消失し、上部消化管内視鏡検査及び食道造影にても著明改善を認めた。しかし、8例中4例が2年以内に再発認め、3例が再拡張術、1例が追加外科手術を施行した。合併症に関しては穿孔や出血等の重篤な合併症は1例も認めなかった。【考察】今回、我々は食道アカラシアに対してRegiflex achalasia dilator法にてバルーン拡張術施行した。8症例中全例が術後自覚症状等著明改善認めた。しかし、うち4例が再発あり追加治療を必要とした。また、合併症に関しても術後軽度の胸痛等認めるのみで重篤な合併症は認めなかった。このようにRegiflex achalasia dilator法によるバルーン拡張術は操作が簡便で安全性が高く十分な治療効果が得られることより食道アカラシアに対して非常に有用である。しかし長期的には再発率も高く再拡張が必要となる症例も比較的多いことも念頭におくべきであると考えられた。
索引用語 アカラシア, バルーン拡張術