| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 90:回腸脂肪腫による成人腸重積症の1例 |
| 演者 | 門野 義弘(済生会熊本病院 消化器病センター) |
| 共同演者 | 工藤 康一(済生会熊本病院 消化器病センター), 上原 正義(済生会熊本病院 消化器病センター), 江口 洋之(済生会熊本病院 消化器病センター), 藤本 貴久(済生会熊本病院 消化器病センター), 多田 修治(済生会熊本病院 消化器病センター), 須古 博信(済生会熊本病院 消化器病センター), 神尾 多喜浩(済生会熊本病院 消化器病センター), 富安 真二朗(済生会熊本病院 消化器病センター), 金光 敬一郎(済生会熊本病院 消化器病センター) |
| 抄録 | 症例は85歳、男性。腹痛、嘔吐を主訴に当院救急外来を受診した。腹部CT検査にて右下腹壁直下に同心円状の小腸嵌入像を認め腸重積が疑われた。先進部と思われる部位に脂肪濃度の腫瘤を認め、脂肪腫を原因とした腸重積症と診断した。緊急手術を施行したところ、回腸末端から40cm口側の部位に25mm大の脂肪腫が存在し、これを先進部として回腸末端が上行結腸内へ20cmに渡って重積していた。重積した腸管は既に暗赤色調であり、重積の整復は困難と判断し、回盲部切除術を施行した。病理診断にて腫瘍はBauhin弁より40cmの部位の回腸末端の粘膜下層から発生した大きさ25mmの脂肪腫と診断された。術後経過は良好であった。成人の腸重積は全腸重積症の5~10%程度と比較的まれで、先進部には病変が存在することが多いとされる。CT検査では嵌入腸管がtarget-like sign, multiple concentric signとして描出でき、先進する腫瘤をCTでとらえることも可能であり、その術前診断において極めて有用であった。今回、我々は、回腸脂肪腫を先進部とした成人腸重積症の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する。 |
| 索引用語 | 腸重積, 回腸脂肪腫 |