| セッション情報 | ワークショップ1 |
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| タイトル | 研-05:摘脾術が奏功した門脈圧亢進症性胃腸症の一例 |
| 演者 | 阿部 由美子(新日鐵八幡記念病院 消化器科) |
| 共同演者 | 久保倉 尚哉(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 大橋 朋子(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 渕上 忠史(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 中村 滋郎(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 内村 浩太郎(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 梶原 英二(新日鐵八幡記念病院 消化器科), 佐渡島 省三(新日鐵八幡記念病院 内科), 山口 敢(九州大学大学院 病態機能内科学), 江崎 幹宏(九州大学大学院 病態機能内科学), 小西 晃造(九州大学大学院 消化器・総合外科), 川中 博文(九州大学大学院 消化器・総合外科), 前原 喜彦(九州大学大学院 消化器・総合外科) |
| 抄録 | 症例は66歳男性。主訴は腹部膨満感、下腿浮腫、貧血。2004年1月に当院受診しアルコール性肝硬変と診断された。2006年4月高度貧血、腹水のため入院。上下部消化管の精査するも貧血の原因は不明であった。同年10月再び腹部膨満感、体重増加(+7kg)、下腿浮腫を自覚し、10月27日に入院となった。身長166cm、体重78kg、貧血あり、黄疸なし、腹部は腹水にて膨隆著明、下腿浮腫を認めた。血液検査所見ではHb 7.1g/dl、Plt 12.6×104/ul、Alb 3.0g/dl、T-Bil 2.0mg/dl、PT 72.0%。上部消化管内視鏡にて食道静脈瘤(Li,F1,RC(-))および胃噴門部・前庭部・十二指腸第2部にび慢性に凝血塊が付着した発赤を認め、門脈圧亢進症性胃腸症と診断した。ARB、βblocker投与及びアルゴンプラズマ凝固を施行するも消化管出血は持続し、11月下旬に大量出血によるショック、急性腎不全を併発した。ピトレシン投与で消化管出血は軽減するも、ピトレシン減量により再出血を繰り返した。2007年3月九州大学病院に転院。内科で腹水治療を行い外科転科後7月27日に腹腔鏡下脾臓摘出術を施行した。術後肝静脈圧勾配は低下し、βblockerおよび利尿薬により消化管出血は消失し腹水のコントロールは良好となった。難治性の出血性門脈圧亢進症性胃腸症に対し摘脾術が奏功したまれな症例を経験したので文献的考察を加え報告する。 |
| 索引用語 | 門脈圧亢進症性胃腸症, 摘脾術 |