| セッション情報 |
一般演題
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| タイトル |
196:膵lymphoepithelial cystの1例
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| 演者 |
堤 宏介(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科) |
| 共同演者 |
佐藤 典宏(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 高畑 俊一(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 当間 宏樹(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 中村 雅史(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 水元 一博(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 山口 幸二(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科), 田中 雅夫(九州大学医学研究院 臨床・腫瘍外科) |
| 抄録 |
症例は72歳、女性。上腹部不快感を主訴に近医を受診した。腹部CTにて膵頭部腫瘤が疑われたため当科紹介となった。腹部エコーおよびCTにて膵頸部より外方に突出する径4cm大の多房性嚢胞性腫瘤を認めた。嚢胞内に明らかな充実部は認めなかった。腹部MRIにて嚢胞性腫瘤はT2延長・T1短縮を呈し、遅延性に増強される隔壁を有していた。MRCP像では主膵管の異常を認めず、悪性所見はなかった。腫瘍マーカーはCA19-9が97.2と高値を示していた。分枝型IPMNを疑い手術を行った。嚢胞性腫瘤は膵頭部上縁より膵外性に突出する形で発育しており、腫瘍核出術で切除し得た。術中迅速組織診でlymphoepithelial cystと診断されたため、追加切除は行わなかった。膵lymphoepithelial cystは間質に胚中心を有するリンパ組織を認め、角化扁平上皮で覆われ、角化物質を内腔に容れている。膵嚢胞性疾患の0.5%程度で、稀な疾患で、中年男性に多い。術前に他の嚢胞性膵腫瘍との鑑別が時に困難である。基本的に予後良好な疾患である。膵lymphoepithelial cystの1例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。 |
| 索引用語 |
膵lymphoepithelial cyst, 角化扁平上皮・リンパ組織 |