| セッション情報 |
一般演題
|
| タイトル |
179:PET陽性であった後腹膜adenomatoid tumorの一例
|
| 演者 |
矢野 公一(藤元早鈴病院 外科DELIMITER宮崎大学 腫瘍機能制御外科学) |
| 共同演者 |
櫻井 俊孝(藤元早鈴病院 外科), 河野 竜二(藤元早鈴病院 外科), 千々岩 一男(宮崎大学 腫瘍機能制御外科学) |
| 抄録 |
症例は55歳女性.2005年7月,甲状腺腫の精査目的で行われたFDG-PETで上行結腸に異常集積を認められた.下部消化管内視鏡検査では異常無く,造影CTで上行結腸外側に4cm大の高度に造影される腫瘍を認めた.明らかな悪性所見は無く,血管腫を疑い経過観察を行った.2006年4月に行ったFDG-PETでは集積が1年前より増強し,CTにおいても腫瘍が増大傾向であった.血管造影検査で腫瘍は回結腸動脈と右腎動脈から栄養され,動脈相で強く染まり,静脈相では造影剤のpoolingを認めた.血流に富む腫瘍から血管腫を疑い,PETの集積が増加していたため悪性の可能性を考慮し手術を行った.開腹すると上行結腸外側に血管が発達した八つ頭状の表面は平滑な腫瘍を認めた.上行結腸への明らかな浸潤はないと考えられたが,腫瘍が接していたため剥離は行わず,上行結腸を一部合併切除した.病理の結果はadenomatoid tumorであり悪性の所見はなかった.後腹膜から発生したAdenomatoid tumorは稀であり,PETによる経過観察で悪性との鑑別困難であった1例を経験したため報告する. |
| 索引用語 |
adenomatoid tumor, PET |