| セッション情報 | シンポジウム2 |
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| タイトル | S2-10:当院における食道腫瘍性病変に対するEMR・ESDの検討 |
| 演者 | 北田 英貴(熊本赤十字病院 消化器科) |
| 共同演者 | 西村 誠(癌研有明病院), 山村 由佳(熊本赤十字病院 消化器科), 階子 俊平(熊本赤十字病院 消化器科), 長岡 克弥(熊本赤十字病院 消化器科), 肱岡 範(熊本赤十字病院 消化器科), 吉永 秀哉(熊本赤十字病院 消化器科), 竹熊 与志(熊本赤十字病院 消化器科), 川口 哲(熊本赤十字病院 消化器科), 一二三 倫郎(熊本赤十字病院 消化器科) |
| 抄録 | 【目的】当院で施行された食道上皮内腫瘍および食道表在癌に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の治療成績を比較検討し、ESDの有用性を明らかにする。【方法】2001年1月より2007年8月までに施行した食道上皮内腫瘍(dysplasia)および食道表在癌の52症例63病変の治療成績を手技別(EMR vs ESD)に検討した。今回の検討ではEMRはすべてEMRC法で施行した。ESDはヒアルロン酸ナトリウムを用いデバイスは主にニードルナイフを用いた。【成績】1.手技別病変の深達度 EMR/ESD:上皮内腫瘍:12/6病変 食道癌:20/25病変(EP:3/13病変 LPM:9/3病変 MM:6/6病変 SM1:1/1病変 SM2:0/2病変 SM3:1/0病変) 2.病変の平均サイズ 15.4mm/18.0mm 3.切除標本の平均サイズ 19.9mm/30.2mm 4.一括切除率 59.3%(19/32)/100%(31/31)p<0.01 5.HM陰性率 37.5%(12/32)/74.2%(23/31)p<0.01 6.VM陰性率 94%(30/32)/94%(29/31)7.根治度 25%(8/32)/74.2%(23/31)p<0.01 8.病変サイズ別根治度 1-10mm 52.6%(10/19)/66.7%(6/9) 11-20mm 25%(2/8)/84.6%(11/13)p<0.01 21mm- 0%(0/5)/66.7%(6/9)p<0.05 9.合併症 穿孔 0%(0/32)/3.2%(1/31) ESD後に内視鏡的には穿孔を認めなかったがCTにて食道壁外に少量のair densityがみられた例が1例あった。保存的に改善した。術後拡張術を必要とする狭窄 3.0%(1/32)/6.5%(2/31)【結論】1.食道上皮内腫瘍および食道表在癌に対して、ESDの方がEMRよりも一括切除率、HM陰性率、根治度で優れていた。2.EMRCを選択する場合は病変サイズが10mm以下とすべきである。3.ESDはEMRよりも根治性の高い手技と考えられたが穿孔のリスクもあり十分注意して施行すべきである。 |
| 索引用語 | 食道癌, ESD |