| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 102:内視鏡的に止血しえた回腸憩室出血の1例 |
| 演者 | 村田 篤彦(済生会福岡総合病院 内科) |
| 共同演者 | 小副川 敬(済生会福岡総合病院 内科), 淀江 賢太郎(済生会福岡総合病院 内科), 吉村 大輔(済生会福岡総合病院 内科), 落合 利彰(済生会福岡総合病院 内科), 壁村 哲平(済生会福岡総合病院 内科), 中村 和彦(九州大学医学部病態制御内科) |
| 抄録 | 【緒言】回腸憩室は消化管憩室のなかでも発見頻度が非常に少ない憩室である.回腸憩室出血はこれまでの報告では、血管造影あるいは外科的手術にて治療される症例がほとんどで、内視鏡的治療により止血された症例は極めてまれである.今回我々は、内視鏡的に止血しえた回腸憩室出血の1例を経験したので文献的考察をふまえ報告する.【症例】65歳女性.高血圧症、高脂血症の診断にて近医外来通院中であった.平成19年6月12日、観劇中に新鮮血下血が出現し、同日当院救急外来受診.Hgb8.9g/dlと低値であった為、緊急下部内視鏡検査を施行し、盲腸まで観察するも出血源は特定できず精査加療目的にて当科入院となった.入院翌日、腸管洗浄液(ニフレック)を内服後に透明フードを併用し全大腸内視鏡検査を施行.上行結腸に憩室が散在するも明らかな出血源は認めなかった.しかし回盲弁より口側約15cmの回腸末端に憩室を認め、観察中漏出性出血を認めた為、出血源と考え、clipによる内視鏡的止血術を施行した.一旦は下血は消失したが、6月15日に再度新鮮血下血が出現した為、全大腸内視鏡検査を施行.内視鏡的止血術を施行した回腸憩室からの再出血を確認し、Clip+HSE(hypertonic saline-epinephrine injection)による内視鏡的止血術を施行した.その後明らかな新鮮血下血及び貧血の進行は認められず、6月18日に経口摂取を再開し、7月3日に当科退院となった.【結論】下血を主訴に下部内視鏡検査を施行する場合,大腸のみならず回腸憩室からの出血の存在をも念頭に置き,回腸末端の丹念な観察が必要であると考えられた. |
| 索引用語 | 回腸憩室出血, 内視鏡的止血術 |