セッション情報 一般演題

タイトル 88:

診断に苦慮した小腸癌の一例

演者 倉岡  圭(久留米大学 医療センター 消化器内科)
共同演者 原田 和徳(久留米大学 医療センター 消化器内科), 工藤 まいさ(久留米大学 医療センター 消化器内科), 村島 史朗(久留米大学 医療センター 消化器内科), 由谷 茂(久留米大学 医療センター 消化器内科), 田中 正俊(久留米大学 医療センター 消化器内科), 佐田 通夫(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科部門)
抄録 診断に苦慮した小腸癌の一例倉岡 圭、原田 和徳、工藤まいさ、村島 史朗、由谷 茂、田中 正俊1)佐田 通夫2)1) 久留米大学医療センター消化器科2) 久留米大学病院内科学講座消化器部門【はじめに】原発性小腸癌の発生頻度はきわめて低い。今回われわれは診断に苦慮し、通常の上部消化管内視鏡検査で診断しえた小腸癌の一例を経験したので報告する。【症例】症例は78歳男性。2007年7月中旬頃より腹部膨満感、嘔吐を認め、当院外来受診した。外来で行った上部消化管内視鏡検査では十二指腸水平脚までの観察を施行したが、胃内残渣は多量である以外、明らかな病変を認めなかった。しかし腹部症状が持続していたため精査目的で入院となった。入院後のCTでは、明らかな腫瘤性病変指摘できず、上腸間膜動脈より口側の腸管の拡張を認め、SMA症候群を疑った。しかし、この後も症状持続したため、上部消化管造影検査を行った。トライツ靭帯付近に隆起性病変を認め、同部位の狭窄及び口側の腸管の拡張を認めた。この後、再度上部消化管内視鏡検査を施行し、トライツ靭帯付近までの観察を行い、発赤調の内腔に突出した腫瘤性病変を認めた。同病変の生検より、高分化腺癌を認め、当院消化器外科にて空腸十二指腸部分切除術を施行した。病理組織学的には、中分化型腺癌、奨膜外浸潤、脈管浸潤、リンパ節転移を認める進行小腸癌であった。現在術後の経過は良好であり、当院消化器外科入院中である。
索引用語 小腸癌, 診断