| セッション情報 |
シンポジウム2
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| タイトル |
S2-11:食道表在癌における内視鏡治療の長期成績
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| 演者 |
宮岡 正喜(福岡大学筑紫病院 消化器科) |
| 共同演者 |
高木 靖寛(福岡大学筑紫病院 消化器科), 平井 郁仁(福岡大学筑紫病院 消化器科), 長浜 孝(福岡大学筑紫病院 消化器科), 松井 敏幸(福岡大学筑紫病院 消化器科), 田邉 寛(福岡大学筑紫病院 病理部), 池田 圭祐(福岡大学筑紫病院 病理部), 原岡 誠司(福岡大学筑紫病院 病理部), 岩下 明徳(福岡大学筑紫病院 病理部), 二見 喜太郎(福岡大学筑紫病院 外科), 富安 孝成(福岡大学筑紫病院 外科) |
| 抄録 |
【目的】当科における内視鏡治療もしくは追加α療法を行った食道表在癌症例について治療成績、予後について検討した.【対象】1993年~2007年3月までの当科における97症例123病変.男女比83:14、平均年齢:66.5歳.治療はEMR群61病変、ESD群62病変、深達度はm1-m2:82病変、m3-sm1:29病変,sm2以深:12病変,平均腫瘍長径は22.0(2-60)mm,EMR群:15.0(2-50)mm,ESD群:25.0(7-60)mm,平均観察期間は52.5(6-161)か月.【検討項目】[1]切除度.[2]予後について検討した.【結果】[1]完全切除は74病変(60.2%)で、EMR群は26病変(平均10.5mm)42.6%、ESD群48病変(平均22.6mm)77.4%.不完全切除は49病変(39.8%)で、EMR群は35病変(平均19.3mm)57.4%,ESD群14病変(平均35.6mm)22.6%であり、ESD群の切除率が良好であった.[2]局所再発9例は7例が分割切除(全例EMR群)で1例(ESD群)がsm2癌垂直断端陽性例であった.9例中7例が追加内視鏡的治療で改善したが、2例(m2癌とsm2癌RTのみ追加)は、20,40か月後に進行癌で局所再発した.遠隔転移はなく、原病死はEMR群1例のみであった。相対的適応m3以深癌41例では、無追加治療例25例(m3:21例,sm2以深:4例)は平均観察期間47.0か月で局所再発1例のみで、追加治療した16例(m3:5例,sm1:3例,sm2以深:8例)は平均観察期間47.4か月でsm2以深癌1例が進行癌で局所再発したのみであった.39例は内視鏡的治療単独、およびα治療で再発・転移はなかった.【まとめ】1.ESD群はEMR群より完全切除率が高率であった.2.局所再発はESD群に比べEMR群の分割切除例に認められた.2例が進行癌で再発し、うち1例が原病死したが、その他は相対的適応も含め内視鏡的治療単独、もしくは+α療法で治療成績は良好であった.【結語】ESDはEMRに比べ治療成績は良い.しかし、当院における相対的適応病変でRT追加したにも拘わらず進行癌で局所再発を認めたsm2癌を1例経験している.相対的適応病変の治療成績は良好であったが今後さらなる検討が必要と思われる. |
| 索引用語 |
食道表在癌, 内視鏡的治療 |