セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 186:慢性胆嚢炎様所見を呈した結節型進行胆嚢癌の一例 |
演者 | 小牧 祐雅(霧島市立医師会医療センター) |
共同演者 | 重田 浩一朗(霧島市立医師会医療センター), 福島 寛実(霧島市立医師会医療センター), 三阪 高春(霧島市立医師会医療センター), 的場 康平(霧島市立医師会医療センター), 古園 巳俊(霧島市立医師会医療センター), 肱黒 薫(霧島市立医師会医療センター), 呉 健(霧島市立医師会医療センター), 橋口 正史(霧島市立医師会医療センター), 藤崎 邦夫(霧島市立医師会医療センター) |
抄録 | 症例は73歳女性。平成19年3月から右季肋部痛があり、翌4月、同部位の激痛と悪寒及び肝機能異常をきっかけに、精査目的に当科入院となった。入院時現症として、眼球結膜に黄疸を認め、腹部所見としてMurphy徴候が陽性だった。血液検査では白血球 13600 /μl、CRP 13.6 mg/dl と炎症反応の上昇を認め、肝酵素・胆道系酵素の著明な上昇も認めた。腹部MRI及びCTでは胆嚢底部に造影効果を伴わない著明な壁肥厚様所見があり、腹部エコーでも体~底部主体の中央に高エコーの層構造を伴った様な壁肥厚を認めた。慢性胆嚢炎の可能性が強いと考え、5月24日手術を施行したが、低分化管状腺癌だった。進行胆嚢炎の鑑別として、黄色肉芽腫性胆嚢炎が挙げられる。画像診断上の鑑別点などを含め報告する。 |
索引用語 | 黄色肉芽腫性胆嚢炎, 結節型進行胆嚢癌 |