| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 61:幽門狭窄症状にて発症した好酸球性胃腸炎の症例 |
| 演者 | 西 陽子(熊本中央病院 消化器内科) |
| 共同演者 | 松下 郁雄(熊本中央病院 消化器内科), 坂本 絢(熊本中央病院 消化器内科), 宮山 祐美子(熊本中央病院 消化器内科), 尾田 幸太郎(熊本中央病院 消化器内科), 桜井 健一(熊本中央病院 消化器内科), 小山 真一郎(水俣総合医療センター) |
| 抄録 | 症例は41歳、男性。悪心、食欲不振を主訴に近医受診。上部消化管内視鏡、腹部超音波検査にて胃拡張、胃・十二指腸の粘膜肥厚、腹水を認めたため、精査加療目的で当院紹介入院となった。腹部CTにて胃幽門部から十二指腸全域、また小腸では回腸を主体に広範な浮腫性変化と腹水を認めた。腹部MRIでは十二指腸・回腸から結腸にも腸管壁の病的な肥厚を認めた。上部消化管内視鏡では胃体中部後壁側にびらんを認め、同部位から前庭部大彎、後壁側にかけて発赤を認めた。また幽門輪、十二指腸は浮腫状で狭窄を認めた。小腸造影では、十二指腸下行脚の浮腫による狭窄と、小腸壁の肥厚による小腸索の離開を認めた。血液検査では好酸球優位の白血球上昇を認め、胃体中部後壁のびらん部位と十二指腸下降脚からの生検にて好酸球の粘膜間質内への浸潤像を認めた。以上の結果より好酸球性胃腸炎と診断、治療としてステロイド内服(プレドニゾロン30mg)を開始した。その後は速やかに症状も消失し、好酸球増多も改善傾向となった。プレドニゾロンを漸減しながら約2ヶ月後に中止したが、現在のところ再発所見は認めていない。本症例について若干の文献的考察を加えて検討する。 |
| 索引用語 | 好酸球性胃腸炎, 幽門狭窄 |