| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 55:胃に限局性腫瘤を形成した原発性アミロイドーシスの1例 |
| 演者 | 守永 晋(福岡赤十字病院 消化器科) |
| 共同演者 | 平川 克哉(福岡赤十字病院 消化器科), 姫野 祐一郎(福岡赤十字病院 消化器科), 吉野 総平(福岡赤十字病院 消化器科), 古賀 千晶(福岡赤十字病院 消化器科), 天野 角哉(福岡赤十字病院 消化器科), 中島 豊(福岡赤十字病院 病理部), 吉村 龍司(吉村内科), 松本 主之(九州大学病院 病態機能内科学), 飯田 三雄(九州大学病院 病態機能内科学) |
| 抄録 | 症例は82歳女性。2007年6月よりふらつきが出現したため近医受診し、貧血を指摘された。6月18日に上部消化管内視鏡検査を施行し、胃体上部大弯に隆起性病変を認めたため当院紹介となった。入院時検査にてHb11.0g/dl、Ht31.6%と軽度の貧血を認めた。リウマチ因子は陰性であった。胃X線および内視鏡検査にて、胃体上部大彎に限局性のfold腫大を認め、表面には発赤とびらんが散在しているが、立ち上がりがなだらかで比較的平滑であることから粘膜下腫瘍と考えられた。病変部の生検にて粘膜下を主体に均質無構造な物質を確認し、コンゴーレッド染色陽性でありアミロイドーシスと診断した。免疫染色では、アミロイドA染色陰性で、λ染色強陽性、κ染色弱陽性でありAL型アミロイドーシスと診断した。病変部以外の胃粘膜、および、食道、十二指腸、回腸末端、結腸、直腸から生検したが、いずれの部位にもアミロイドの沈着は認めなかった。尿中Bence Jones蛋白、血清M蛋白陰性で、多発性骨髄腫は否定的であった。甲状腺機能検査や心エコーを行ったが、消化管以外にアミロイドの沈着を示唆する所見は認めなかった。以上より、本症例は胃体部に限局してAL型アミロイドが沈着し、粘膜下腫瘍様の腫瘤を形成したと考えられた。原発性消化管アミロイドーシス(AL型)として多発性に粘膜下腫瘍様の腫瘤を形成した症例が報告されているが、胃に限局した腫瘤形成例は稀であり、貴重な症例と考えられたので報告する。 |
| 索引用語 | アミロイドーシス, 胃限局 |