| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 7:肝動脈塞栓術後に腫瘍崩壊症候群をきたした肝細胞癌の一例 |
| 演者 | 下地 耕平(琉球大学 第一内科) |
| 共同演者 | 新垣 伸吾(琉球大学 第一内科), 小橋川 ちはる(琉球大学 第一内科), 城間 丈二(琉球大学 第一内科), 前城 達次(琉球大学 第一内科), 山城 剛(琉球大学 第一内科), 平田 哲生(琉球大学 第一内科), 外間 昭(琉球大学 第一内科), 藤田 次郎(琉球大学 第一内科), 知念 寛(琉球大学 光学医療診療部), 井濱 康(琉球大学 光学医療診療部), 岸本 一人(琉球大学 光学医療診療部), 仲本 学(琉球大学 光学医療診療部), 金城 渚(琉球大学 光学医療診療部), 金城 福則(琉球大学 光学医療診療部), 佐久川 廣(ハートライフ病院 内科) |
| 抄録 | 症例は89歳男性。1988年S状結腸癌にて手術歴あるも経過良好で、2005年の健診まで異常を指摘されたことはなかった。2007年6月心窩部腫瘤を主訴に近医受診。肝に多発結節影を認めたため、同年7月精査加療目的に当科へ紹介入院となった。上部消化管内視鏡では、噴門部から体上部にかけて頂部に潰瘍を伴う巨大な隆起を認めた。腹部超音波にて肝左葉に10cmの腫瘤を認めた。造影CTでも同様に、肝左葉にHCCに合致する造影効果を持つ11cm×13cmの腫瘤を認めたほか、S4とS8にも不均一な造影効果を認めた。また、PIVKA2が28500と高値であったことから、肝細胞癌・肝内転移と診断した。家族の強い希望もあり,7月23日左肝動脈に対しTACE施行された。術直後より上腹部の強い圧迫感が出現し、翌24日の未明より非常に強い上腹部痛となり無尿になった。さらに肺水腫も出現し呼吸状態も悪化を見せたため、持続的血液濾過透析開始しICU管理とした。血液検査上、K・LDH・尿酸値の上昇を認め、塞栓した腫瘍も巨大であったことから腫瘍崩壊症候群による急性腎不全と、それに伴う急性心不全と診断した。一般に腫瘍崩壊症候群は、血液腫瘍に対する化学療法に伴い発症するものとされ、固形癌での発症はまれであるとされるので、若干の文献的考察を加えて報告する。 |
| 索引用語 | 腫瘍崩壊症候群, 肝細胞癌 |