セッション情報 一般演題

タイトル 129:

薬剤性肝障害との鑑別が困難であった自己免疫性肝炎と思われる一例

演者 谷本 博徳(新小倉病院 肝臓病センター)
共同演者 野村 秀幸(新小倉病院 肝臓病センター)
抄録  症例は53歳女性。発作性心房細動、高脂血症などにて当院循環器内科に通院中の患者。47歳時に原因不明の肝障害の既往がある。今回、2007年3月19日頃から全身倦怠感、食欲不振、嘔吐が出現、症状増悪のため3月24日に当院救急外来を受診したところ血液検査の結果、T.Bil 4.4mg/dl, AST 1191U/l, ALT 2663U/l, LDH 472U/l, ALP 806U/l, γ-GTP 359U/lと肝機能異常を認めたため、急性肝炎の疑いにて入院、翌日にはPTが30%にまで低下、意識レベルの低下は認めず、急性肝炎重症型と診断した。治療としてはステロイドの投与を開始し軽快した。入院4ヶ月前より胃薬が新たに投薬されており、薬剤性肝障害との鑑別が困難であったが、抗核抗体陽性、IgG高値、肝組織などから自己免疫性肝炎と考えられた。診断に苦慮した一例としてここに報告する。
索引用語 自己免疫性肝炎, 薬剤性肝障害