| セッション情報 | 一般演題 |
|---|---|
| タイトル | 198:腎癌に対し、腎摘出術後に、膵頭部に腎癌転移を来たした一例。 |
| 演者 | 酒見 亮介(戸畑共立病院 内科) |
| 共同演者 | 最所 大輔(戸畑共立病院 内科), 今村 哲男(戸畑共立病院 外科), 宗 宏伸(戸畑共立病院 外科), 宗 祐人(戸畑共立病院 内科), 佐々木 英(戸畑共立病院 内科), 小野 陽一郎(戸畑共立病院 内科), 高根 順子(戸畑共立病院 内科), 小野 哲二郎(戸畑共立病院 内科), 木村 英一(戸畑共立病院 内科), 下河辺 正行(戸畑共立病院 内科), 佐田 通夫(久留米大学病院 内科学講座 消化器内科部門) |
| 抄録 | <はじめに>膵腫瘍の約2%が転移性膵腫瘍であるが、腎癌からの転移は非常に希である。今回、我々は腎癌術後、数年の後に腎癌が膵臓に転移した一例を経験したので報告する。<症例>57才男性。5年前に左側腎癌に対して他院にて左側腎摘出術を施行。その際、肺への転移を示唆する所見を認めるも、加療は行わずに経過観察していた。その後、動機、倦怠感、下血を主訴に当院に受診となる。腹部造影CTでは、膵頭部に一致して造影効果の在る腫瘍を認めた。上部消化管内視鏡検査を施行した所、十二指腸乳頭部に一致して時計皿状で易出血性の中央部に浅い陥凹の在る隆起性病変を認めた。同部からの生検にてclearな細胞質を有する悪性腫瘍を示唆する細胞を認め、免疫染色にてMetastatic carcinoma of renal cell carcinomaと診断された。その後、根治術は困難と判断し、bipass術のみ施行した。<結語>腎癌からの膵臓への転移は、腎摘出術後、数年の後に認める事が多い。今回の症例も腎摘出術後5年の後に膵への転移を認めた。膵臓への腎癌の転移は原発性膵癌よりも予後は良好であり、同様の症例に対しては、病理学的診断が重要であると考察された。 |
| 索引用語 | 転移性膵癌, 腎臓癌 |