| セッション情報 | ワークショップ1 |
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| タイトル | 研-34:手術により診断が確定できた大腸の子宮内膜症の1例 |
| 演者 | 鎌田 壇(南風病院 消化器科) |
| 共同演者 | 新原 亨(南風病院 消化器科), 政 幸一郎(南風病院 消化器科), 鳥丸 博光(南風病院 消化器科), 田代 光太郎(南風病院 消化器科), 島岡 俊治(南風病院 消化器科), 松田 彰郎(南風病院 消化器科), 仁王 辰幸(南風病院 消化器科), 西俣 嘉人(南風病院 消化器科), 西俣 寛人(南風病院 消化器科), 田中 貞夫(南風病院 病理部), 末永 豊邦(南風病院 外科) |
| 抄録 | 患者:35歳、女性。主訴:便秘・下腹部痛。既往歴:特記所見無し。現病歴:H19年1月、便秘・下腹部痛を主訴に近医を受診した。大腸内視鏡検査でS状結腸の狭窄を認めたため、4月16日精査加療目的で当科紹介となった。入院時現症:腹部は平坦・軟で下腹部に圧痛を認めた。入院時検査所見:WBC 5150/μl, RBC 335万/μl, Hb 10.4g/dl, Ht 31.8%と軽度の貧血と、CRP 1.7 mg/dl と炎症反応の軽度上昇を認めた。便潜血は陰性であった。大腸内視鏡検査:S状結腸に強い狭窄あり、内視鏡の狭窄部内への挿入は困難であった。狭窄部の肛門側辺縁の観察では、粘膜面には潰瘍や上皮性腫瘍の所見は見られず、表面平滑な結節状で、拡大観察ではI型ピットであった。大腸X線検査:S状結腸の狭窄は約10cmにわたり、下方からの片側性伸展不良・圧排所見を伴っていた。粘膜面にはヒダがとおってり上皮性の腫瘍は否定的で、壁外からの炎症の波及や癌の浸潤および子宮内膜症などが疑われた。腹部CT:S状結腸の狭窄部では特に下方での腸管壁の肥厚が目立ち、また、周囲の脂肪の吸収値の軽度上昇がみられた。MPR像で狭窄部は子宮頸部の上方部に位置していた。腫瘤ははっきりせず、子宮内膜症や骨盤内の炎症後の癒着による狭窄が疑われた。以上の検査所見から、大腸の子宮内膜症が疑われ、婦人科受診を2施設で行ったが、婦人科的検索では異常なしであった。癌の壁外性浸潤も否定出来ず、腹痛も増強してきた為、6月20日、腹腔鏡下S状結腸切除術を行った。病理診断は子宮内膜症で、漿膜から筋層にかけて子宮内膜の著明な増殖が見られた。 |
| 索引用語 | 大腸子宮内膜症, 大腸狭窄 |