| セッション情報 |
一般演題
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| タイトル |
89:頻尿を契機に発見された小腸原発悪性リンパ腫の1例
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| 演者 |
伊牟田 真功(熊本大学 医学部 画像診断・治療科) |
| 共同演者 |
宮本 久督(熊本大学 医学部 画像診断・治療科), 山下 康行(熊本大学 医学部 画像診断・治療科), 馬場 秀夫(熊本大学 医学部 画像診断・治療科) |
| 抄録 |
節外性悪性リンパ腫のうち消化管に生じる頻度は約20%で、発生部位としては胃、小腸に原発することが多い。特に小腸では回腸末端部に生じやすい。また、小腸の原発性悪性腫瘍に占める悪性リンパ腫の頻度は比較的高い。最近われわれは頻尿を契機に発見された小腸原発悪性リンパ腫の1例を経験したので、若干の文献的考察を含めて報告する。症例は50歳の男性。2005年12月頃より頻尿を自覚するようになり、次第に下腹部に腫瘤を触れるようになった。近医にて精査行ったところ、下腹部から骨盤部に腫瘤性病変を認め、精査加療目的にて当院紹介となった。当院にて施行したCT、MRIでは骨盤部を中心に径17x8cm大の腫瘤性病変を認め、病変の性状からはGIST、leiomyosarcoma、MPNST、lymphomaが鑑別に挙げられた。血管造影では病変の栄養血管は上腸間膜動脈であり、CT、MRIの所見も考えて小腸由来の病変が疑われた。また小腸透視では病変部に一致して不整な隆起や潰瘍形成を認めたが、病変の大きさに比して小腸の伸展性は比較的保たれており、柔らかい腫瘤性病変の印象であった。以上の画像所見より術前診断は小腸原発悪性リンパ腫を第一に考えた。開腹にて腫瘍摘出術が施行され、病理学的にはdiffuse large B-cell lymphomaの診断であった。 |
| 索引用語 |
小腸, リンパ腫 |