セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 27:重症筋無力症に合併した肝細胞腺腫の1例 |
演者 | 佐野 隆友(東京医科大学病院 消化器内科) |
共同演者 | 今井 康晴(東京医科大学病院 消化器内科), 村嶋 英学(東京医科大学病院 消化器内科), 市村 茂輝(東京医科大学病院 消化器内科), 平良 淳一(東京医科大学病院 消化器内科), 目時 亮(東京医科大学病院 消化器内科), 古市 好宏(東京医科大学病院 消化器内科), 柳澤 京介(東京医科大学病院 消化器内科), 山田 昌彦(東京医科大学病院 消化器内科), 中村 郁夫(東京医科大学病院 消化器内科), 森安 史典(東京医科大学病院 消化器内科), 野村 将春(東京医科大学病院 病理診断部), 草間 博(東京医科大学病院 病理診断部) |
抄録 | 主旨症例は28歳女性。平成19年10月頃より構音障害認め当院受診。精査の所、重症筋無力症と診断。胸腺腫及び肝腫瘍認めたため当科受診となった。採血検査は概ね正常値であったがPIVKA-2は319と上昇、他腫瘍マーカーの上昇は認めなかった。腹部超音波検査では左葉外側区に径50mm大、辺縁不整で内部は低エコー領域が広く占めるが、一部高エコーや脈管を有する腫瘤を認め、背側に突出様であった。Sonazoid0.5Ml投与にて造影超音波検査施行の所、血管相で腫瘤は中心部に近い領域で造影効果を認め、辺縁では造影効果に乏しく、10分後のKupffer相ではDefectとなった。腹部CT検査では腫瘤中心部での造影効果遷延を認めた。EOB-MRIでは腫瘤内に脂肪成分が指摘、肝細胞相で腫瘤の中心部に造影剤の停滞を認めた。以上より高分化型肝細胞癌、肝細胞腺腫疑い腫瘤摘出術を施行。肝細胞腺腫との診断を得た。今回我々は重症筋無力症に合併した肝細胞腺腫を経験した。 |
索引用語 | 肝細胞腺腫, 造影超音波 |