セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 胃サルコイドーシスの1例 |
演者 | 小松 英明(健康保険諫早総合病院 外科) |
共同演者 | 長谷場 仁俊(健康保険諫早総合病院 外科), 劉 中誠(健康保険諫早総合病院 外科), 柴田 良仁(健康保険諫早総合病院 外科), 村岡 昌司(健康保険諫早総合病院 外科), 山口 広之(健康保険諫早総合病院 外科), 君野 孝二(健康保険諫早総合病院 外科) |
抄録 | サルコイドーシスは肺門部リンパ節腫大を主症状とする比較的稀な疾患である。今回胃サルコイドーシスの1例を経験したので報告する。症例は72歳、女性。38年前より胃潰瘍を指摘され2年前より内服薬にて加療していた。今回嘔気、嘔吐を主訴に近医受診。胃内視鏡にて幽門部にびらん、狭窄を認め精査加療目的に当院紹介。当院での内視鏡では前庭部に狭窄を認め残渣の貯留を認めた。同部からの生検ではGroup2の診断であった。CT上は明らかな腹腔内リンパ切腫大、肺門部リンパ節腫大を認めなかった。狭窄が高度なため通過障害強く食事摂取不良であり手術希望も強く難治性胃潰瘍の診断にて平成19年10月22日幽門側胃切除術、迷走神経切離、Roux-en Y再建施行した。病理組織学的診断では粘膜下層に肉芽腫を認め、またリンパ節内には上皮細胞性肉芽腫、壊死を認めた。胃サルコイドーシスと考えられた。術後経過良好で第14病日退院となった。胃サルコイドーシスは稀な疾患と考えられ文献的考察を含め報告する。 |
索引用語 | 胃, サルコイドーシス |