セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 腹腔内腫瘤を指摘されEUS―FNAにて扁平上皮癌リンパ節転移と診断された原発不明癌の一例 |
演者 | 麻生 暁(九州大学 病態制御内科学) |
共同演者 | 板場 壮一(九州大学 病態制御内科学), 山田 真梨子(九州大学 病態制御内科学), 徳永 紀子(九州大学 病態制御内科学), 井星 陽一朗(九州大学 病態制御内科学), 村尾 寛之(九州大学 病態制御内科学), 荻野 治栄(九州大学 病態制御内科学), 金山 兼司(九州大学 病態制御内科学), 隅田 頼信(九州大学 病態制御内科学), 秋穂 裕唯(九州大学 病態制御内科学), 中村 和彦(九州大学 病態制御内科学), 高柳 涼一(九州大学 病態制御内科学), 後藤 綾子(九州大学 形態機能病理学), 久保 宏明(九州労災文字メディカルセンター), 渡邊 龍二(九州労災文字メディカルセンター), 宿輪 和孝(九州労災文字メディカルセンター), 古川 正幸(九州労災文字メディカルセンター) |
抄録 | 【症例】71歳女性【主訴】腹部違和感【病歴】腹部違和感主訴に前医受診、高CEA血症とCTで膵頭体部移行部に接し5cm大の腫瘤を認めた。膵腫瘤、GIST、リンパ節転移等が考えられ、全身検索にて下行結腸脾彎曲部に2cm大の0-IIc(adenocarcinoma)を認めた。部位的に大腸癌の所属リンパ節とは考えにくいため、組織診断確定のためEUS-FNA目的に当院紹介入院となった.【入院後経過】入院後46×40mm大の均一な低エコー腫瘤に対し経胃的にEUS-FNA施行した。病理結果は squamous cell carcinoma(SCC)の診断であり、腫瘤はSCCのリンパ節転移と診断した。再度PETを含め全身検索おこなったが、原発巣を指摘することはできなかった。CEA上昇とSCCとの関連が不明のためリンパ節転移に対しては放射線療法、Systemic chemotherapyとしてTS-1を投与中である。【結論】EUS-FNAにより腹部腫瘤の組織診断を行うことより治療方針が大きく変わった一例を経験したので若干の文献的考察を含め報告する。 |
索引用語 | EUS-FNA, 原発不明癌 |