セッション情報 要望演題12 「内視鏡医の教育・トレーニング」

タイトル

当院内視鏡トレーニングセンターの活動

演者 原田 直彦(国立病院機構 九州医療センター 内視鏡トレーニングセンターDELIMITER国立病院機構 九州医療センター 消化器科)
共同演者 平賀 聖久(国立病院機構 九州医療センター 内視鏡トレーニングセンター), 竹尾 貞徳(国立病院機構 九州医療センター 内視鏡トレーニングセンター), 水谷 孝弘(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 岩佐 勉(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 杉 満紀子(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 岩下 亮子(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 内田 匡彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 大橋 朋子(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 古賀 荒太郎(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 武元 良祐(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 吉本 剛志(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 宮原 稔彦(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 福泉 公仁隆(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 中牟田 誠(国立病院機構 九州医療センター 消化器科), 村中 光(国立病院機構 九州医療センター 臨床研究センター)
抄録 背景:診断、治療における内視鏡の需要は今後も増加することが見込まれ消化器内視鏡医の育成教育は急務であるが、拙速な育成は未熟さ故の医療事故発生を誘発する。内視鏡関連医事紛争の増加を鑑み危機管理対策の一環としても内視鏡教育の重要性はさらに増加している。初期から高度技能修得に対応した内視鏡医育成教育システムの確立が必要である。また、コメディカル教育も同時に行う必要がある。方法:当院では、内視鏡医育成教育の目的で2006年、内視鏡トレーニングセンターを設立し、内視鏡シミュレーターAccuTouch(PreOpe) (Immersion Medical社製、上部・下部消化管内視鏡、ERCP、気管支鏡)、内視鏡外科シミュレーターLapSim(サージカルサイエンス社製)、MIST(メンティス社製)各1台を導入した。A)初期教育として「上部消化管内視鏡初期トレーニングカリキュラム」を作成した。その内容は、1)基礎講義、2)シミュレーターを用いた基礎実技、3)見学介助、4)指導医による内視鏡ログ(評価表)を用いた臨床実技、により構成し、系統的教育を行っている。B)新任医師のためのオリエンテーション、C)治療技術修得のためのシミュレータートレーニング(止血、ポリペクトミー、ERCP)、ハンズオントレーニング(豚胃を用いたESD)、D)コメディカルを対象としたセミナー、実習、施設見学を開催している。まとめ:当院における内視鏡教育への取り組みを紹介する。
索引用語 内視鏡教育, シミュレーター