セッション情報 | 一般演題 |
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タイトル | 胃過形成性ポリープに発生した胃癌の1例 |
演者 | 中尾 慎二(鹿児島厚生連病院 消化器内科) |
共同演者 | 柊元 洋紀(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 前田 拓郎(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 大石 一郎(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 徳重 浩一(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 谷口 鎌一郎(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 山筋 忠(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 堀之内 博人(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 中村 勇一(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 前之原 茂穂(鹿児島厚生連病院 消化器内科), 藤田 浩(鹿児島大学消化器疾患.生活習慣病学), 嵜山 敏男(鹿児島大学消化器疾患.生活習慣病学), 坪内 博仁(鹿児島大学消化器疾患.生活習慣病学) |
抄録 | 症例は59歳女性。2002年に検診異常で行った上部消化管内視鏡にて胃体部に10mm大の有茎性ポリープを認め生検にて過形成性ポリープと診断された。その後1年毎に内視鏡にて経過観察をおこなっていたが2008年12月に行った内視鏡にてポリープは15mm大と増大傾向がみられた。拡大.NBI観察まで施行したが明らかな癌の合併は指摘できなかった。増大傾向がみられたため内視鏡的切除を施行した。病理組織所見では過形成性ポリープに高分化型腺癌を含むという結果であった。胃過形成性ポリープは本来良性疾患とされているが近年癌化の報告も散見される。臨床的には形態変化やサイズの増大が癌化の指標とされる。今回われわれは胃過形成性ポリープに合併した胃癌の1例を経験したので若干の文献的考察をふまえ報告する。 |
索引用語 | 胃過形成性ポリープ, 胃癌 |